時事通信連載・河北新聞(2017.1.18)・岩手日日新聞(2017.2.2) 掲載

時事通信「花でつながる」

◎連載1回目(花から広がる人の輪)
18歳で始めた華道をきっかけに、花の持つさまざまな魅力に触れ、人生の半分以上を花と共に過ごしてきました。うれしい時や悲しい時、誰かを応援したい時、感謝したい時、いつも花が気持ちを伝えてくれました。

遠回りもしましたが、「花と人の調和をうたう」をテーマに、フラワースクール講師として技術指導と人材育成に取り組み、多くの人と出会うことができました。求職者支援法に基づく職業訓練校の認定を受け、校長兼講師として約500人の卒業生を送り出し、うれしいことに約8割が花に携わる仕事に就いています。転職を考えて悩む人が花で元気になる姿を何度も見て、そのたびに花の持つ力を感じました。

花で町おこしを考える地域もあります。岡山県矢掛町では、花と町民、生産者、フラワーアーティストらが一緒になって町を盛り上げるイベントを企画しており、私もフラワーデレクターとして参加しています。

海外からも日本の花が注目されています。日本の華道を通じて、中国で忘れられてしまった花の心を取り戻したいと数年前に中国・無錫のフローリストから相談を受け、今も交流が続いています。

花は言葉にも勝るコミュニケーションツール。多くの人に花の魅力を知ってもらいたいと思っています。(フラワーデザイナー・益子秀美)