夏の風物詩
夏の風物詩
手賀沼…
と言えば平成13年迄27年連続水質ワースト1で有名だったりしてましたが…
今は利根川から手賀沼に水を引き水質改善、水草やヨシの群生と自然の生態力を助けに、トライアスロンまで開催出来る様になりました。
負の遺産泥土からハスの群生地として、ただ今そのエリアを拡大中
今日は蓮見舟からのひとこま
大きな蓮の葉を横目に水路が作られてます。
ゆったりとした時間
沼風?も心地良い…
例年に比べ、花数は少なく、また開花も遅いとの事
舟上でいろいろ教えて頂きました。
・蓮の花が咲くタイミング
蕾のガクが一枚外れた翌日に開花する事
・花は早朝に開き、午前中…が見頃な事
暑過ぎるとその日花弁の閉じる時間帯を早くし温度調整してる事
『開いた、開いた、レンゲの花が開いた…開いたとおもったらあっという間につぼんだ…』の歌詞は
レンゲ=蓮華の事なんだって
ご存知でしたか?
・花弁は毎日朝開いて閉じて…4日目に花びらを落とし花托を実らせていく事
・花托は蜂の巣の形に似ているのでハチスとも呼ばれる事
・この中に種が育ち、生でいただく事が出来る事
食感は銀杏?季節をいただいてる感じでした。
砂糖漬けにし甘納豆風にしたり
蓮の実ご飯にしたりもっちり食感
蓮肉(れんにく)という生薬として、鎮静、滋養強壮作用がありとの事
・茎の繊維からは糸がとれ
茎の表皮を細かく裂いて作る糸を「茄絲(かし)」、茎の内部から引き出した繊維で作る糸を「藕絲(ぐうし)」、どちらも布に織り上げる事が出来るとの事
・茎が肥大化した地下茎=レンコンです。茎を折るといくつもの穴が空いてます。レンコンだから…だね!
ビタミンCはレモン並み、ミネラルやポリフェノールも含む栄養価の高い食材
因みにレンコン擦ってカーゼで絞り汁を飲んでも免疫力UPに効果抜群、鼻の近くに塗ると鼻水も止まるほど…
・大きな葉は撥水効果抜群
水しぶきでキラキラコロコロと水玉が現れます。ロータス効果と云う事
・撥水性の葉とストロー状の茎の繋がってる部分に穴を開け葉表からお酒を注ぎます。
象鼻杯といって茎が象の鼻の様…
茎の切り口より直接お酒をいただきます。ハスの香楽しむお酒です。
・雄しべで茶葉に香り付けした蓮茶
・若茎(葉の巻いた若芽)を炒め物・煮物、漬け物などにして食べるとの事
余すところなく
見ても、食しても、薬用としても
紡ぐ糸にも…
奥深さを五感で感じ…
『蓮は泥よりいでて泥に染らず』
高貴で清らかさの中にも
親しみとたくさんの力を持つこの花がますます大好きになりました。
ITFA今井朱実でした。
真夏の休日、
朝は蓮見
夕は花火と堪能されたようですね。
夏の風物詩満喫の
花たよりありがとうございました。
益子