しっとりと・・・おもてなしの花/水辺の花~睡蓮・蓮・河骨~
日本の夏。
真っ盛りです。
暑い日が続いています
暑中お見舞い申し上げます。(*^_^*)
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こんにちは、フラワーキャリアコンサルタント
益子 秀美です(^^♪
街中には欧米STYLEが中心の
フラワーアレンジメントがあふれています。
しかし、
日本人のフローリストが海外に出と、
華道の人なんです!
和の心、
いけばなの要素も含め
旬・季節・話題、今 人気のお花をお伝えします。
夏真っ盛り、暑い日が続いています。
夏のひまわり元気で明るくて、夏!を感じさせてくれます(*^^*)
でも、 今日は夏!熱い元気!ではなく
和花らしく 涼やかな「おもてなし花」をご紹介します。
いけ花の世界では、
水辺の描写として水中植物をよく使います。
睡蓮、蓮、河骨(コウホネ)等、水中のお花を飾ります。
睡蓮(スイレン)や蓮(はす)は、目にする事もよくあります。
そこで、今日は河骨(コウホネ)について触れてみます。
コウホネとはスイレン科の植物の一種です。
学名Nuphar japonicum
根茎は漢方薬としても用いられているそうです。
解熱・鎮痛・止血・強壮剤、万能薬のようですね(*^^)v
茎が白くごつごつして骨のように見えるところから、
河の中の骨、河骨、根茎は川骨とも呼ばれています。
コウホネ
水中で一生を終える種類ですので、
切り花として鑑賞するには特別な水揚げ
(お花を持たすための処理) を必要とします。
切り口から茎にお花用のポンプで強制的に水を送り込みます。
ただし、お花は丁寧に扱かってください。
お花水揚げ用ポンプ
中でも「河骨」は特に水が落ちやすく(しんなりと元気がなくなります)
綺麗な姿は花を入れた当日だけ。
とても貴重なのです。
そのため、お客様をお迎えするときは、
その日の朝「河骨」を採取して丁寧に水揚げして活けて、お待ちします。
あなたをお迎えするために、
1日だけの花を活けてお待ちしていました、という歓迎の心です。
素朴で静かな佇まい、
夏の「おもてなしの花」和の心を現しています。
風鈴・葭簀・打ち水・・・。
日本の夏のおもてなし、夏の生け花のお話でした。
「小ぶなとる わらはべ去りて 門川の
河骨の花に 目高群れつつ」 正岡子規
情景がうかぶようですね。
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