しっとりと・・・おもてなしの花/水辺の花~睡蓮・蓮・河骨~

日本の夏。
真っ盛りです。
暑い日が続いています
暑中お見舞い申し上げます。(*^_^*)

 ♪:*:・・:*:・♪・:*:・・:*:・♪・:*:・・:*:・♪♪:*:・・:*:・♪・:*:・・:*:・♪

 

こんにちは、フラワーキャリアコンサルタント
益子 秀美です(^^♪

 

 

 

街中には欧米STYLEが中心の
フラワーアレンジメントがあふれています。

 

 

 

しかし、
日本人のフローリストが海外に出と、
華道の人なんです!

 

 

 

和の心、
いけばなの要素も含め
旬・季節・話題、今 人気のお花をお伝えします

 

 

夏真っ盛り、暑い日が続いています。
夏のひまわり元気で明るくて、夏!を感じさせてくれます(*^^*)

 

IMG_5243

 

 

でも、 今日は夏!熱い元気!ではなく
和花らしく 涼やかな「おもてなし花」をご紹介します。

 

 

 

 

いけ花の世界では、
水辺の描写として水中植物をよく使います。

 

 

睡蓮、蓮、河骨(コウホネ)等、水中のお花を飾ります。

 

IMG_5283 

 

 

睡蓮(スイレン)や蓮(はす)は、目にする事もよくあります。

 

 

そこで、今日は河骨(コウホネ)について触れてみます。

 

IMG_7179

 

 

コウホネとはスイレン科の植物の一種です。

 

学名Nuphar japonicum
根茎は漢方薬としても用いられているそうです。

 

 

 

解熱・鎮痛・止血・強壮剤、万能薬のようですね(*^^)v

 

 

 

茎が白くごつごつして骨のように見えるところから、
河の中の骨、河骨、根茎は川骨とも呼ばれています。

 

 

 

コウホネ

 

 

 

水中で一生を終える種類ですので、
切り花として鑑賞するには特別な水揚げ
(お花を持たすための処理) を必要とします。

 

 

 

 

切り口から茎にお花用のポンプで強制的に水を送り込みます。
ただし、お花は
丁寧に扱かってください。

 

IMG_6238

お花水揚げ用ポンプ

 

 

 

 

 

中でも「河骨」は特に水が落ちやすく(しんなりと元気がなくなります)

綺麗な姿は花を入れた当日だけ。

 

 

 

とても貴重なのです。

 

 

 

そのため、お客様をお迎えするときは、
その日の朝「河骨」を採取して丁寧に水揚げして活けて、お待ちします。
あなたをお迎えするために、
1日だけの花を活けてお待ちしていました、という歓迎の心です。

 

 

 

素朴で静かな佇まい、
夏の「おもてなしの花」和の心を現しています。

 

 

風鈴・葭簀・打ち水・・・。

 

 

 

日本の夏のおもてなし、夏の生け花のお話でした。

 

 

 

 

「小ぶなとる  わらはべ去りて 門川の
河骨の花に 目高群れつつ」  正岡子規

 

情景がうかぶようですね。

 

 今回の記事はいかがでしたか?
読んでよかった(≧∀≦)と思っていただけたましたら、
ぜひ「いいね!」をポチっとしてください♪

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください